メルマガ 第7号 王子製紙
今回は、国内1、2位を争う日本最大級の製紙メーカーの
『王子製紙』
を取り上げます。
「王子製紙」と言っても、一般の人にはピンと来ないかもしれませんが、「ネピア」と聞けば皆さんお馴染みだと思いますが、スーパー、ホームセンター、薬局等で売っている「ネピア」ブランドの「ティシュペーパー」を作っている会社です。
もちろん、ティシュペーパーだけでなく、新聞用紙、印刷用紙、段ボール原紙などさまざまな紙を生産する総合製紙会社です。
では、皆さん「ティシュペーパー」の「ティシュ」はどの様に書かれますか?
「ティッシュ」?、「ティシュ」?
英語では「tissue paper」ですが、日本語では、各製紙会社は「ティシュ」または「ティシュー」と表記し、小さな「ッ」はありません。皆さん知っていましたか。
「王子製紙」は今から、131年前の1873年に渋沢栄一氏によって設立されています。
渋沢栄一氏は埼玉県深谷市の農家の生まれですが「日本経済の父」ともいわれる明治の大実業家であり、「王子製紙」の他、「第一国立銀行(現みずほ銀行)」、「東京ガス」、「東京電力」、「東京海上火災保険(現東京海上日動火災保険)「秩父セメント(現太平洋セメント)」、「帝国ホテル」など様々な企業の設立に関わり、その数は500以上といわれています。
また、社会活動にも熱心で、600あまりの教育機関や社会公共事業の支援、民間外交にも尽力した人物です。
さて「王子製紙」の社名の由来ですが、
最初の工場の所在地、東京府下王子村(現在の東京都北区王子)の地名に由来し命名されています。
社名は100年以上前の1893年に「王子製紙」となりましたが、戦後のGHQの経済民主化政策による「過度経済力集中排除法」により、「苫小牧製紙(現王子製紙)」、「本州製紙」、「十條製紙(現日本製紙)」の3社に分割され、一旦「王子」の名前は消える事になりました。
3年後、「苫小牧製紙」が「王子製紙工業」に社名変更し、再び「王子」の名前が復活しました。その後「王子製紙」に改称し、70年に「北日本製紙」、79年に「日本パルプ工業」、89年に「東洋パルプ」と中堅製紙会社と合併する事により、生産規模を拡大させてきました。
そして、1990年代には分割した「神崎製紙」、「本州製紙」と合併し、1996年に現在の「王子製紙」となっています。
■ 沿革 ■ -----------------------------------------------
1873年
渋沢栄一「抄紙会社」を設立
1875年
東京府下王子村(現在の東京都北区王子)に工場を建設、洋紙の抄造を開始
1876年
商号を「抄紙会社」より「製紙会社」に改称
1893年
商号を「製紙会社」より「王子製紙」に改称
1948年
神崎工場が「神崎製紙」として独立
1949年
過度経済力集中排除法により、「苫小牧製紙(現王子製紙)」、「本州製紙」、「十條製紙(現日本製紙)」の3社に分割される
1952年
「王子製紙工業」に改称
1960年
「王子製紙」に改称
1993年
「王子製紙」と「神崎製紙」が合併、「新王子製紙」となる
1996年
「新王子製紙」と「本州製紙」が合併、「王子製紙」がとなる
■ 企業データ ■ -----------------------------------------
正式社名 王子製紙株式会社
住所 〒104-0061
東京都中央区銀座4-7-5
電話番号 03-3563-1111
URL http://www.ojipaper.co.jp/
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