メルマガ 第8号 キヤノン

今回は、カメラ、プリンタ、複写機等を生産する精密機器メーカーの

『キヤノン』

を取り上げます。

「キヤノン」の日本語の正式表記は、「キャノン」ではなく「キヤノン」であります。しかし、「Yahoo!」や「Google」等の検索サイトではどちらで入力しても「キヤノン」のホープページがトップに来ますが......
まあ、皆さんご存知だと思いますが、会社名は正しく入力しましょう。


さて、「キヤノン」の歴史ですが、1930年代、35㎜カメラといえばドイツの「ライカ」と「コンタックス」が世界的に有名で、世界のカメラファンを満足させる超高級機として支持を得ていました。
創業者の一人であった吉田五郎は、自分の理想とする高級35mmカメラを国産化しようと考え、義弟の内田三郎、内田の元部下の前田武男、産婦人科医であった御手洗毅翁(内田の妻を診た事が縁で親交が始まる)とともに、六本木にその拠点として「精機光学研究所」を創設する。これが現在の「キヤノン」の前身にあたります。

その翌年の1934年(昭和9年)に試作機「KWANON(カンノン)」を発表する事になりますが、吉田が観世音大菩薩を崇める観音教の信者だった事から、その「観音」に由来し名付けています。また、レンズにも、ブッダの弟子であるマーハ・カサーパに由来する「KASYAPA(カシャパ)」という名前をつけています。
尚、吉田の考案した試作機のカンノンは4種類があったとされていますが、いずれも現存はしていない様です。


その後、試作機「カンノン」の製品化に試行錯誤する「精機光学研究所」でありますが、光学レンズの供給元である「日本光学工業(現ニコン)」の全面的な協力により、1936年(昭和11年)2月、キヤノンの製品第一号機を完成させる事が出来ました。

しかし、販売のルートを持たない「精機光学研究所」は、「近江屋写真用品」と独占販売権、商標表示の契約を結ぶ事となり、近江屋写真用品の商標名である「ハンザ」を製品名につける事になりました。
「ハンザ」とは、中世ヨーロッパの商人組合ハンザ同盟に由来しています。
また、試作機名の「カンノン」は「聖典、規範、標準」という意味をもつ「Canon(キヤノン)」に変更されています。
二つを合わせた「ハンザキヤノン」が第一号機の商標名となりました。

そして、1939年に新商品を発売しますが、この時から「ハンザ」の名前が消え、「キヤノン」のみとなり、現在に通じる「Canon(キャノン)」の商標が誕生しました。

もちろん、社名の由来は、この商標に由来しています。


■ 沿革 ■ -----------------------------------------------

1933年
「精機光学研究所」開設

1934年
試作機「KWANON」を発表

1936年
第一号機「ハンザキヤノン」を発売
「日本精機光学研究所」に名称変更

1937年8月10日
「精機光学工業」を設立、株式会社化
(キヤノンはこの時を創業年としている)

1947年
「精機光学工業」から「キヤノン」へ社名変更

■ 企業データ ■ -----------------------------------------

正式社名 キヤノン株式会社
住所   〒146-8501
     東京都大田区下丸子3丁目30番2号
電話番号 03-3758-2111
URL    http://canon.jp/


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まぐまぐ

2005年01月03日 21:45

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