メルマガ 第13号 リコー
今回は、会社や学校で、コンビニや図書館など、いろんなところで活躍する複写機を作っているメーカーの
『リコー』
を取り上げます。
コピーといえば、以前は白黒が当たり前で、カラーなんて考えられない時代でしたが、現在はカラーの複写機が随分と普及し、カラーでコピーをするのも特別な事ではなくなりました。
その複写機でトップシェアを誇るリコーですが、発祥は理研陽画感光紙の製造販売を目的として「理化学興業」から陽画感光紙部門が分離独立して設立された「理研感光紙」となります。
「陽画感光紙」とは白地に青色で文字や線を複写できる感光紙の事を言いますが、当時は青地に文字や線を白く抜く陰画しかなく、白地に青の陽画は画期的なことで、世界の5カ国で特許を取っている大発明であります。
では、分離独立する前の「理化学興業」とはどんな会社なのでしょう?
「理化学興業」は財団法人理化学研究所(現在は独立行政法人 理化学研究所)での発明や研究を工業化する為に設立された会社であります。
それでは、もっとさかのぼり「理化学研究所」とはどんな団体なのでしょうか?
「理化学研究所」は、1917年(大正6年)に創設された、科学技術の基礎研究から応用研究まで行なう日本で唯一の自然科学の総合研究所であります。その研究の範囲は物理学、化学、工学、生物学、医科学など広範囲に及んでいます。以前のメールマガジンで紹介した渋沢栄一氏がここでも登場し、創設に対して尽力しています。
いろいろと難しい事を書きましたが、要は陽画の感光紙が、現在のリコーの基礎となっているということです。
その後、社名を「理研光学工業」に変更しますが、この社名が「リコー」の由来となります。社名から「理」と「光」をとり「理光」とし、それをカタカナ表記にしたものが現在の社名となります。
1955年11月に、この陽画感光紙を使用する事務用の小型複写機「リコピー101」を発売し、1965年9月には現在のコピー機と同じように、ガラス板上の原稿を動かすことなくコピーがとれる複写機「電子リコピーBS-1」を発売します。
この「BS-1」が大ヒットとなり、現在の複写機のトップシェアを誇るリコーの複写機の歴史が始まりました。
■ 沿革 ■ -----------------------------------------------
1936年(昭和11年)2月
「理研感光紙」設立。
1936年(昭和11年)3月
「理研光学工業」に社名変更。
1955年(昭和30年)
「リコピー101」発売。
1963年(昭和38年)
「リコー」に社名変更。
1965年(昭和40年)
「電子リコピーBS-1」発売。
■ 企業データ ■ -----------------------------------------
正式社名 株式会社リコー
住所 〒107-8544
東京都港区南青山1-15-5 リコービル
電話番号 03-3479-3111
URL http://www.ricoh.co.jp/
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