メルマガ 第36号 三菱鉛筆
今回は、鉛筆やボールペンなどの筆記具を製造する
『三菱鉛筆』
を取り上げます。
「三菱鉛筆」の会社名には、「三菱」が付き、ロゴマークは赤いスリーダイヤを使っています。社名の由来は、三菱グループである事に由来しています。
と思うでしょうが、実は違うんです。
「三菱」の文字を使い、ロゴマークも同じなのに、三菱グループとは人も資本も全く関係のない独自の会社なのです。
実は、スリーダイヤのロゴマークを使ったのは「三菱鉛筆」が先なのです。
「三菱鉛筆」は、眞崎仁六が国産鉛筆を製造する為、「眞崎鉛筆製造所」として創業したのが始まりです。
当時、鉛筆を使用するところとしては、逓信省(後に郵政省、総務省に変更される。現在は日本郵政公社)が最も多く消費する場所でした。しかし、品質の安定した外国製品しか使われていませんでした。
そこで、眞崎仁六は、この逓信省への売り込みを考え、鉛筆の軸木の改良に取り組み、品質の高い鉛筆を完成させ、逓信省へ売り込みをかけます。
これが、見事に成功し、3種類の鉛筆(局用1号・2号・3号)が採用される事になります。
この採用を記念して、眞崎家の家紋である三鱗(みつうろこ)を基にスリーダイヤのマークを考え、「三菱」ブランドとして登録をします。
スリーダイヤのマークは、真崎鉛筆(三菱鉛筆)が先に使用し、後から三菱グループが使用許可を取り使っていたのです。
国内では、三菱グループと混同しないよう「uni(ユニ)」ブランドも使用されています。
そして、三菱ブランドの浸透により、昭和27年にブランド名を社名に採用し「三菱鉛筆」と変更されています。
現在では、シャープペンシルの普及で、鉛筆を使う機会というのは非常に少なくなってきていますが、美術のデッサンなどには、多く使われていて、まだまだ、鉛筆は現役で活躍しています。
■ 沿革 ■ -----------------------------------------------
1887年(明治20年)
眞崎仁六が「眞崎鉛筆製造所」を創業する。
1901年(明治34年)
逓信省へ初めて国産の鉛筆を納入する。(後に郵政省、総務省に変更。現在は日本郵政公社)
1903年(明治36年)
逓信省納入の3種の鉛筆を記念して、「三菱」ブランドを登録する。
1925年(大正14年)
「大和鉛筆」と合併し、「眞崎大和鉛筆」を設立する
1952年(昭和27年)
「眞崎大和鉛筆」から「三菱鉛筆」へ社名変更する。
■ 企業データ ■ -----------------------------------------
正式社名 三菱鉛筆株式会社
住所 〒140-8537
東京都品川区東大井5丁目23番37号
電話番号 03-3458-6221
URL http://www.mpuni.co.jp/
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