メルマガ 第42号 味の素
今回は、調味料メーカの
『味の素』
を取り上げます。
味の素は売上高が1兆円を超え、調味料メーカーとしては、2位のキューピーに6000億円もの差をつけるトップメーカーですが、食品業界、総合食品メ-カーとしても最大手の会社なのです。
味の素は東京大学と深い関係があります。その関係はというと、現在から100年ほど遡ります。
1908年 (明治41年)、東京大学がまだ東京帝国大学と呼ばれていた頃、教授の池田菊苗(いけだ きくなえ)博士が昆布だしのうま味の正体が「グルタミン酸」であることを発見しました。そして、このグルタミン酸を主成分とした調味料(グルタミン酸ナトリウム)の製造法の特許を取得しました。
この特許は、日本の十大発明の一つだそうです。
特許庁ホームページ - 十大発明家 -
そこへ、相模国三浦郡(現在の神奈川県の葉山町)で海藻からヨードを作る鈴木製薬所を営んでいた鈴木三郎助が池田菊苗博士にグルタミン酸ナトリウムの生産を事業化する事を提案します。
そして、鈴木三郎助はその特許を共有し、その工業化を引き受けることになります。
翌年の1909年 (明治42年) 5月に、この技術を基に生産された”うまみの元”を発売することになります。これが味の素の始まりとなります。
この”うまみの元”は当初は「味精(みせい)」という名前で売り出されましたが、もともとが薬屋だった為、薬と間違われてあまり売れませんでした。
そこで、いろいろ考た末に、”うまみの元”から”味の元”を発案し、元を素に変えて「味の素」という名前が作られ、「味の素」へ商品名が変えられました。
現在の社名は、会社創業の元となった調味料の商品名「味の素」からきています。
1991年には、カルピスを傘下にして、一大食品グループを形成しています。
■ 沿革 ■ -----------------------------------------------
1907年(明治40年)
合資会社鈴木製薬所を設立する。
1912(明治45年)
合資会社鈴木製薬所から合資会社鈴木商店に社名変更する。
1917年 (大正6年)
「鈴木商店」を設立する。
1925年 (大正14年)
合資会社鈴木商店を統合し「鈴木商店」を新設する。
1932年(昭和7年)
味の素本舗(株)鈴木商店と社名変更する。
1946年(昭和21年)
「味の素」に社名変更する。
1991年(平成3年)
飲料メーカーのカルピスの第三者割当増資を引き受け、グループの傘下におさめる。
■ 企業データ ■ -----------------------------------------
正式社名 味の素株式会社
住所 〒104-8315
東京都中央区京橋一丁目15番1号
電話番号 03-5250-8111
URL http://www.ajinomoto.co.jp/
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