メルマガ 第50号 日本ビクター

メールマガジン『 名前の由来 』
今回は、蓄音機に耳を傾ける犬のマークが有名な

『日本ビクター』

を取り上げます。

日本ビクターと言えば、ビデオデッキを開発したメーカーですが、VHS方式のビデオデッキとソニーのベータ方式と規格争いをしたのは有名であります。

最近は、DVDレコーダーや液晶テレビの不振で元気がありませんが...


ビクターは、1927年にアメリカのレコード会社の「Victor Talking Machine Company(ビクター トーキング マシン)」の日本法人として設立されています。

1929年には、アメリカのビクターがRCAに買収され、RCAの政策により東芝などからも出資を受けます。しかし、戦時下での日米関係の悪化によりRCAは撤退する事になり、ビクターは日本の法人となります。

空襲により工場の大半を失い事業継続が困難となり、戦後、日本興業銀行(現在のみずほコーポレート銀行)に支援を仰ぐ事になりますが、GHQの政策による銀行の保有株式の制限により、支援先は松下電器産業に移行することとなります。

その松下の支援の元、戦前に行っていたテレビの開発を再開し、1960年(昭和35年)にカラーテレビ発売します。1976年にはVHSビデオを発売し、映像機器メーカーとしての地位を築きます。


さて、ビクターの蓄音機に耳を傾ける犬のマークは有名ですが、この犬は「ニッパー」という名のイギリスの画家の愛犬でありました。その犬は噛みぐせがあり、「ニッパー(挟む)」と付けられていました。その画家が亡くなると、その弟・バラウドに引き取られる事になります。
ある時、バラウドは、亡き兄の声を蓄音機でニッパーに聞かせると、ニッパーはその蓄音機から流れる声に聞き入ります。その姿を描いた画がマークの元となっています。

この画を、ビクタートーキングマシンの親会社のグラモフォンの創業者であるエミール・ベルリナーがこの画を気に入り商標にしています。

グラモフォン、ビクタートーキングマシンの商標に使われ、日本ビクターにもその商標が使われますが、資本関係が解消されてからも継続して使われ、現在に至っています。


ビクターの社名の由来は、創業時の親会社であったビクター トーキング マシンの「Victor(ビクター)」にちなんでいます。
その「Victor(ビクター)」は、同社がエジソンの発明した「フォノグラフ」を駆逐した「Victor(勝利者)」だからとか、トレードマークの蓄音機のホーンの形状がV字型だったからとか、いろいろな説があるが定かではありません。


■ 沿革 ■ -----------------------------------------------

1927年(昭和2年)
「日本ビクター蓄音器」設立。

1943年(昭和18年)
「日本ビクター蓄音器」から「日本音響」に社名変更。

1945年(昭和20年)
「日本音響」から「日本ビクター」に社名変更。

1954年(昭和29年)
「松下電器産業」と提携する。

1976年(昭和51年)
家庭用のVHSデッキを発売。


■ 企業データ ■ -----------------------------------------

正式社名 日本ビクター株式会社
住所   〒221-8528
     横浜市神奈川区守屋町3丁目12番地
電話番号 045-450-1580
URL    http://www.jvc-victor.co.jp/


メールマガジン『名前の由来』の購読はこちらから

メールアドレス:
まぐまぐ

2005年10月24日 22:38

Microsoft Office と高い互換性をもつ無料オフィスソフト "LibreOffice"
詳細はこちら