メルマガ 第61号 東宝
お正月と言えば映画です。という事で、今回は、映画会社の
『東宝』
を取り上げます。
2005年1番のヒット作といえば、「ハウルの動く城」です。196億円もの興行収入をあげています。
え!! 一昨年公開された映画じゃなの?と思われる人も多いかも知れませんが、実は対象期間に2004年末に公開された映画も含まれるからです。
では、ハウルを除くと、どれが一番なのでしょうか?
「スター・ウォーズ エピソード3 -シスの復讐-」がNo.1ヒットになります。92億円の興行収入を上げています。
それでは、国内映画ではどれなのでしょうが。ポケモンがNo.1になり、43億円の興行収入です。
そして、なんと国内映画上位10作品のうち、9作品が東宝が配給した作品で占められています。東宝の1人勝ちの状態になっています。
今年の外国映画。ヒット作10本はこれ!
http://www.eiga.com/buzz/051213/10.shtml
今年の日本映画。上位10傑が固まる
http://www.eiga.com/buzz/051213/11.shtml
さてさて、その東宝の誕生はというと、1932年8月に、阪急電鉄の創業者である小林一三(こばやし いちぞう)が演劇、映画の興行を主たる目的として、株式会社東京宝塚劇場として設立したのが始まりです。
なんと、東宝は阪急グループの会社だったんですね。
1934年1月に東京宝塚劇場(千代田区有楽町)が完成し、興行を開始します。
1935年6月には有楽座が完成し、日本劇場(千代田区有楽町、現在は有楽町センタービル)、帝国劇場(千代田区丸の内)を合併していき、日比谷地区一帯を傘下に治めます。当時、浅草一帯を基盤とする松竹と東京の興行界を二分することになります。
1943年には、映画制作を行っていた東宝映画を吸収し、映画の製作・配給から興行および演劇興行の一貫経営を行うことになり、東宝に社名を変更します。
その社名の由来は「東京宝塚」の略称である「東宝」に由来しています。
しかし、戦時体制の強化により、東京宝塚劇場は有楽座、日本劇場と共に風船爆弾工場として使用されることになります。また、東京宝塚劇場は、戦後の10年間は、アーニー・パイル劇場としてGHQの管理下になり、日本人の立ち入りすら禁じられていました。
戦争の影響、大きな社会問題となった労働争議の東宝大争議など、幾多の困難を乗り越えて、東宝は映画産業の黄金期に向かいます。
戦後の混乱期において、いち早く復興を成し遂げた映画産業は1950年代に黄金期を迎えます。1958年(昭和33年)には、映画館の年間入場者数が11億2,745万人を記録し、ピークに達します。
しかし、ここから映画産業の衰退が始まります。
1953年(昭和28年)から開始されたテレビ放送が普及するにつれて、映画館の入場者数は減少していき、カラーテレビ放送が始まると、その傾向はますます顕著になります。
1996年には、ピーク時の10分の1の1億1,958万人にまで落ち込みます。
しかし、1993年に神奈川県海老名市にオープンした複数のスクリーン持つ複合型映画館のシネマコンプレックス(シネコン)が、映画産業に転機をもたらします。
シネコンの全国へ広がりと共に、1996年を底に入場者数が上昇に転じます。
2004年の入場者数は昨年と比べて、4.8%増加し1億7,009万人を記録し、1983年以来の高い水準となりました。
「ハウルの動く城」や「スター・ウォーズ」のヒットなど、明るい話題の多い映画産業ですが、国内では東宝のひとり舞台です。松竹や東映も頑張ってほしいですね。
2006年はどんな映画がヒットするのでしょうかね。
TRICK-劇場版2-
http://trick2.jp/
日本沈没
http://www.nc06.jp/
■ 沿革 ■ -----------------------------------------------------
1932年(昭和7年)
株式会社東京宝塚劇場を設立する。
1934年(昭和9年)
旧・東京宝塚劇場が完成する。
1935年(昭和10年)
有楽座が完成する。
1936年(昭和11年)
日本映画劇場株式会社(旧・日本劇場を所有)と合併する。
1937年(昭和12年)
株式会社東横映画劇場と合併する。
帝国劇場株式会社と合併する。
1943年(昭和18年)
東宝映画株式会社と合併する。
株式会社東京宝塚劇場から東宝株式会社に社名変更する。
1984年(昭和59年)
旧・日本劇場跡地に有楽町センタービルが完成する。
2000年(平成12年)
旧・東京宝塚劇場跡地に東京宝塚ビルが完成する。
2001年(平成13年)
「千と千尋の神隠し」が大ヒットする。
観客動員2,323万人を記録する。
■ 沿革 ■ -----------------------------------------------
正式社名 東宝株式会社
住所 〒100-8415
東京都千代田区有楽町1-2-1 東宝日比谷ビル
電話番号 03-3591-1221
URL http://www.toho.co.jp/
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