メルマガ 第63号 永谷園
今回は、お茶づけ海苔を製造している
『永谷園』
を取り上げます。
永谷園といえば、お茶づけ海苔ですね。
期間限定で、永谷園の七草茶づけが発売されています。
http://www.nagatanien.co.jp/products/popup.php?pcode=a060
雑煮やおせち料理で疲れた胃にあっさりの七草茶づけはいかがでしょうか。
それでは、永谷園の歴史をみてみましょう。
設立は1953年(昭和28年)ですが、そのルーツとなると歴史をもっと遡らなくてはいけません。
江戸時代中期の京都まで遡のぼる事になります。京都の宇治で製茶屋を営んでいた永谷宗七郎に行き着きます。
当時のお茶は、煎じ茶が良く飲まれていましたが、色は赤黒く、香りも味も薄いものであり、あまりおいしいものではありませんでした。
その煎じ茶に対して、美しい薄緑色で芳しい香りとほのかな甘みをもった煎茶を作り上げた人物が永谷宗七郎なのです。
それから200年近くの年月が経ちます。
永谷家の分家が京都から東京に出て、その9代目当主に当たる永谷武蔵は、細かく切った海苔に抹茶や食塩などを加え、お湯を溶いて飲む「海苔茶」なるものを開発し、販売していました。しかし、戦争の悪化によりその販売を中止せざるを得なくなり、「永谷園」の看板も下ろす事になってしまいます。
その為、10代目となる武蔵の息子の永谷嘉男は「永谷園」の看板を復活させるという重大な責務があるのでした。
嘉男は、「永谷園」復活の為、従来のお茶に変わる新しい商品を模索していました。
しかし、ふとした事から新商品を誕生させるきっかけをつかみます。
嘉男はある時、居酒屋でお酒を飲んでいました。そして、最後の締めにお茶漬けを頼みました。
「おいしいなあ。こんなお茶漬けを家でも食べられたらいいのに。」
そう思った時、父親が作った「海苔茶」が頭に浮かびました。
「そうだ、父親が作った海苔茶をかけると、おいしいお茶漬けになるじゃないか。」
嘉男は、早速、即席のお茶漬けの開発に着手します。
1952年(昭和27年)にようやくお茶づけ海苔の基が完成します。
そして、その翌年に嘉男は永谷園本舗を設立し、お茶づけ海苔の販売を開始します。
嘉男は、「永谷園」看板を復活させるという責任を無事に果たす事が出来ました。
今までにない商品ということで、最初こそは販売が苦戦しますが、口コミでおいしさが伝わり、瞬く間にヒット商品となります。
1970年(昭和45年)に発売された「さけ茶づけ」、1972年(昭和47年)に発売された「梅干茶づけ」と共に現在まで続くロングセラー商品となっています。
もちろん、社名の由来は、代々続く永谷家の姓より取られています。
■ 沿革 ■ -----------------------------------------------
1953年(昭和28年)
株式会社永谷園本舗を設立。
1992年(平成4年)
株式会社永谷園本舗から株式会社永谷園に社名変更する。
■ 企業データ ■ -----------------------------------------
正式社名 株式会社永谷園
住所 〒1105-8448
東京都港区西新橋2-36-1 新橋桜ビル
電話番号 03-3432-2511
URL http://www.nagatanien.co.jp/
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