メルマガ 第73号 東芝

今回は、前回に引き続いて電気機器メーカーの

『東芝』

を取り上げます。

東芝は、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなどの家電製品を始め、パソコンや携帯電話のデジタル機器、半導体から小型燃料電池、SEDと呼ばれる薄型ディスプレイなどの電子部品や、上下水道、ビル、公共施設などの社会インフラシステムから人工衛星まで電気、電子関連の事業中心に幅広く事業を展開しています。


東芝には、あまり知られていない隠れた世界一を持っています。


皆さんご存知ですか?


なんと、エレベーターの世界最高速の記録を持っているのです。
ギネスブックにも「世界最高速エレベーター」として認定されています。


その世界最高速のエレベーターは、分速1,010m(時速60.6km)のスピードを誇り、台湾・台北市の世界最高層のビル「TAIPEI101」に設置されています。

地上1階から89階までを、通常のエレベーター(時速3~4km)だと5分以上かかってしまうところをわずか39秒で結ぶそうです。


隠れた世界記録を持つ東芝の歴史を遡ると、2人の偉大な発明家に辿り着きます。

一人は、巧妙なからくり人形を作り、からくり儀右衛門の異名をもつ日本の発明王の田中久重。
もう一人は日本のエジソンと呼ばれた藤岡市助です。

二人は、明治の世にそれぞれ会社を興します。

田中久重は計測機器や工作機械を製造する「田中製造所」。
藤岡市助は白熱電球を製造する「白熱舎」。

この二人の興した2社が東芝の源流となるのです。


田中製作所は、日本初の水車発電機、誘導電動機(モータ)の製造を開始します。また、日本初の電気洗濯機、家庭用電気冷蔵庫、電気掃除機なども開発します。


一方の「白熱舎」も、日本初のX線管、ラジオ用送信管や二重コイル電球、ブラウン管試作、ラジオ受信機などの製造を開始します。

また、藤岡市助は1896年11月10日に、日本初の高層建築物の凌雲閣(浅草十二階)に日本初の電動式エレベーターが設置します。この設置を記念して、11月10日はエレベーターの日に制定されています。

両社とも、日本初の製品を数多く世に送り出しているのです。

そして、昭和入り、軍需景気に沸く頃、当時の東京電気(白熱舎)の社長の山口喜三郎は壮大な構想を考えます。

重電の「芝浦製作所」と弱電の「東京電気」を合併させ、アメリカのGEのような総合電気メーカーを誕生させようとします。

1934年にその構想が現実のものとなります。

総合電気メーカー「東京芝浦電気」の誕生です。

社名は、両社の社名を合わせて、新しい社名としています。
ちなみに芝浦とは地名(東京都港区)から付けられています。

このときから両社の頭文字をとった「TOSHIBA(東芝)」のブランド名を使うようにもなっています。

そして、1984年 (昭和59年)に現在の社名でもあるブランド名の「東芝」を社名にします。


■ 沿革 ■ ----------------------------------------------

1875年 (明治8年)
田中久重が田中製造所を設立する。

1890年 (明治23年)
藤岡市助と三吉正一が合資会社白熱舎を設立する。

1899年 (明治32年)
東京白熱電燈球製造株式会社から東京電気株式会社に社名を変更する。

1904年(明治37年)
田中製造所から株式会社芝浦製作所に社名を変更する。

1905年(明治38年)
東京電力が米国ゼネラルエレクトリックと提携する。

1939年 (昭和14年)
東京電気株式会社と株式会社芝浦製作所が合併し、東京芝浦電気株式会社が発足。

1984年 (昭和59年)
東京芝浦電気株式会社から株式会社東芝に社名を変更する。


■ 企業データ ■ ----------------------------------------

正式社名 株式会社東芝
住所   〒105-8001
     東京都港区芝浦1-1-1 東芝ビルディング
電話番号 03-3457-4511
URL    http://www.toshiba.co.jp/


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まぐまぐ

2006年04月03日 20:00

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