メルマガ 第77号 ドトールコーヒー
今回は、ドトールコーヒーショップなどをチェーン展開する
『ドトールコーヒー』
を取り上げます。
日本最大の店舗数を誇るドトールコ-ヒー。
ドトールコーヒーショップだけでも1112店舗を持っていますが、グループ全体では、1420店舗を数えます。
一方の2番手、スターバックス コーヒーはというと、602店舗を展開中で、ドトールコーヒーには大差をつけられています。
そのドトールの歴史はというと、ブラジルに深い関係ががあります。
それは何かというと...
「ドトールコーヒー」の創業者である鳥羽博道は、高校を中退後、コーヒー豆の焙煎加工・卸の会社に入社します。
そこで、会社が経営する喫茶店の店長を任されることになり、「珈琲」というものに出会います。
1年余り店長を続けますが、そのなかである使命感を抱きます。
その使命感とは、「喫茶業とは、1杯のコーヒーを通じて、やすらぎと活力を提供することではないだろうか。」というものでした。
そして、20歳の時に意を決して、単身ブラジルに渡航し、現地の農園で、3年あまり修行をします。
周囲の要望もあり、日本へ帰国する事になり、その1年後の1962年(昭和37年)、24歳時にコーヒー豆の焙煎会社を設立します。
この焙煎会社の社名に「ドトールコーヒー」と付けます。
社名の「ドトール」の由来は、ブラジルで修行していた時に住んでいたサンパウロのアパートの住所 ドトール・ピント・フェライス通り85番地にちなんで付けられています。
さらに追求すると、この地名は実はある人物にちなんで付けられているのです。
ドトールはポルトガル語で表すと「doutor」となり、「博士」という意味を持ちます。
ピント・フェライス博士はブラジルの医学界に多大な貢献をした人物なのです。
「ドトールコーヒー」創業時は現在の様なコーヒーショップではなく、卸しの会社でした。
現在のようなセルフ式のコーヒーショップのドトールコーヒーを出店するきっかけとなったのは、1971年に鳥羽博道が視察ツアーでヨーロッパ各国を訪れた時の事です。
ツアーの途中、パリのシャンゼリゼ通りで、カウンターに並んでクロワッサンを食べ、コーヒーを飲んでいる人々を目にします。
この光景を目にした鳥羽は、「やがて日本でも立ち飲みコーヒーの時代が必ずやってくる」と確信します。
それから9年後の1980年(昭和55年)にセルフ式のコーヒーショップをオープンする事になります。
その1号店は、原宿にオープンし、そのコーヒーショップに社名と同じ「ドトール」を使い、「ドトールコーヒーショップ」とします。
コーヒー1杯分の価格を150円という低価格に設定する一方、普通の喫茶店でも使用しない高価な陶器製のカップを採用しました。
こうした戦略が当たり、店は大繁盛となります。
この戦略は、20歳の時に抱いたあの使命感に通じるものです。
■ 沿革 ■ ----------------------------------------------
1962年(昭和37年)
有限会社ドトールコーヒーを設立する。
1972年(昭和47年)
地域密着型コーヒー専門店「カフェ・コロラド」の1号店を出店する。
1980年(昭和55年)
セルフサービスの「ドトールコーヒーショップ」の1号店を出店する。
1976年(昭和51年)
有限会社ドトールコーヒーから株式会社ドトールコーヒーへ組織変更する。
■ 企業データ ■ ----------------------------------------
正式社名 株式会社ドトールコーヒー
住所 〒150-8412
東京都渋谷区神南1-10-1
電話番号 03-5459-9008
URL http://www.doutor.co.jp/
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