メルマガ 第85号 リンナイ

今回は、ガス器具国内最大手の

『リンナイ』

を取り上げます。

あまり目立たないのですが、私達の生活の身近なところで使われているリンナイの製品。
瞬間湯沸器、ガスコンロ、給湯器などなど、毎日何かと使う機会の多いものです。

そのリンナイの歴史はというと、1920年(大正9年)に遡ります。

内藤秀次郎と林兼吉が、石油コンロの製造・販売を行う為、「林内商会」を創設したのが始まりです。

創設の3年後、リンナイに最初の転機が訪れます。

1923年9月1日にその出来事は起こります。

関東地方を大きな地震が襲います。そうです。関東大震災が起こったのです。

地震でガスが使えなくなった関東地方から、リンナイに石油コンロの注文が殺到します。この地震特需により、会社は大きく発展する事になります。

同じ1923年、ガステーブルコンロ、ガスレンジ、ガスオーブン、ガス湯沸器などを全国のガス会社へ納入する事が決まり、リンナイの販路が拡大します。


月日は流れて、1955年、西ドイツ(当時)のカッセル。

日本から遠く離れたこの地でも大きな転機がありました。

当時、副社長であった内藤明人(創業者の内藤秀次郎の3男)は、商工会議所主催の欧州視察で西ドイツのカッセルに立ち寄っていました。

カッセルでは、欧州ガス会議が開かれていました。
その会議のなかで、シュバンク博士がガスの熱を赤外線に変える新技術の発表を行っていました。

その技術に「これだ!」と思った内藤は、講演の終わった直後のシュバンク博士に提携を申し入れます。
しかし、シュバンク博士は高額の提携料を提示します。
高額の提携料に、内藤は一瞬迷いますが、その場で技術提携の約束を交わします。

そして、この新技術を取り込んだガス赤外線ストーブを開発し、販売を開始しますが、このストーブが飛ぶようによく売れ、リンナイの売上を大きく伸ばす事になります。

この3つの出来事により、売上高2,000億円以上、従業員3,000名以上を抱える「リンナイ」があるのです。


社名の方は、1950年には株式会社化し、社名を株式会社林内製作所とします。
そして、1970年には「林内」をカタカナにして、現在の社名であるリンナイ株式会社に変更します。

もうお分かりだと思いますが、「林内」の社名の由来はというと、創業者である内藤秀次郎と林兼吉の2人の姓から「内」「林」の一文字をとって「林内」と付けられています。


■ 沿革 ■ ----------------------------------------------

1920年(大正9年)
「林内商会」を創設する。

1950年(昭和25年)
株式会社とし、社名を株式会社林内製作所とする。

1971年(昭和46年)
株式会社林内製作所からリンナイ株式会社に社名を変更する。


■ 企業データ ■ ----------------------------------------

正式社名 リンナイ株式会社
住所   〒454-0802
     愛知県名古屋市中川区福住町2-26
電話番号 052-361-8211
URL    http://www.rinnai.co.jp/


メールマガジン『名前の由来』の購読はこちらから

メールアドレス:
まぐまぐ

2006年06月26日 21:10