メルマガ 第119号 セーラー万年筆
今回は、万年筆などの文房具を製造しているメーカーの
『セーラー万年筆』
を取り上げます。
万年筆は、200年近く前の1809年に発明され、実用的な筆記具として広く使われていましたが、ボールペンが開発されてからは、その立場が一変します。
頻繁なインク補充やペン先の手入れなどのメンテナンスが必要という、その扱い辛さから次第に使われなくなっていきました。
しかし、独特の書き味が見直され、パソコンが普及した現在でも、多くの人に愛用されている万年筆です。
伝統工芸「加賀蒔絵」を施した、100万円の超高級万年筆も登場しています。
いるかの万年筆やさん:蒔絵
http://www.rakuten.co.jp/penshop/438495/
「セーラー万年筆」の歴史はというと、
創業者の阪田久五郎は、友人の海軍技師の白髪長三郎からイギリス留学のお土産として万年筆を貰います。当時の日本では、まだ万年筆は珍しく、ほとんどの人は万年筆の事を知りませんでした。
久五郎は、始めてみる万年筆に一目で虜になります。何とかしてこの万年筆を日本で作ってみたい。そう思った久五郎は、兄が
経営する工場で試作品の製作にとりかかります。試行錯誤の末についに完成させます。
明治44年(1991年)にこの万年筆を製造するために、「阪田製作所」を創業します。昭和7年(1932年)には株式会社組織として、「セーラー万年筆阪田製作所」に変更し、昭和35年(1960年)に現在の社名の「セーラー万年筆」へ変更します。
商標名でもあり、社名でもある「セーラー」は、英語の「sailor(水兵)」に由来していますが、これは、もちろん万年筆との出会いのきっかけを作ってくれた海軍技師の友人の白髪長三郎を指しています。
それ以外にも、創業地の呉という地は戦前は軍港であり、久五郎は出港する多くの戦艦を見てきました。その戦艦のように自分の万年筆も海外へ販売していきたいとの思いを持っていて、また、戦艦を動かすには一人の提督より数多くの水兵の方が大切だとの思いから「sailor(水兵)」と付けられています。
「sailor(水兵)」は、普段、久五郎が見ていた大勢の水兵の事を指しているのでありました。
■ 沿革 ■ ----------------------------------------------
1911年(明治44年)
阪田製作所として創業する。
1932年(昭和7年)
株式会社組織として、社名を株式会社セーラー万年筆阪田製作所とする。
1960年(昭和35年)
株式会社セーラー万年筆阪田製作所からセーラー万年筆株式会社に社名を変更する。
■ 企業データ ■ ----------------------------------------
正式社名 セーラー万年筆株式会社
住所 〒135-8312
東京都江東区毛利2-10-18
電話番号 03-3846-2651
URL http://www.sailor.co.jp/
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【関連リンク】
セーラー万年筆の社名の由来
