アイスワイン

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皆さん知ってますか?アイスワインというものを。
アイスワイン? なになに、氷のワイン?
ワイン好きな人は知っているんじゃないでしょうか。

アイスワインとは簡単に言うと凍った葡萄から作られたワインのことをいいます。

今週の超オススメワイン

凍った葡萄から?

葡萄の実の果汁と水分の凍る温度の違いを利用して作られます。

完熟した葡萄の収穫時期をさらに遅らせ、寒さで霜がおり、凍ってから葡萄を収穫し、凍ったまま搾り作られたワインのことです。

葡萄の水分は氷点下0度で凍ります。しかし、葡萄の果汁は凍りません。
果実の凍結を繰り返す事によって葡萄の水分がどんどん抜けていき果汁が凝縮されていきます。果汁が凝縮されるため、非常に糖度の高いワインが出来ます。

品質管理機関「ワイン醸造品質協会」(VQA)によって葡萄の管理やワインの製法において厳しく定められており、収穫時期も氷点下8度以下で収穫しないとアイスワインを名乗る事が出来ません。

そのため、気温が氷点下8度以下に下がると、一気に収穫し、一気に絞ります。水分は凍っているため、非常に凝縮された果糖だけが出てきます。

凍った葡萄からは通常の葡萄の8分の1から10分の1程度の果汁しか採れず、また、完熟した葡萄を収穫せず、放置し、気温が下がるのを待つため、収穫がその年の気象条件に左右されるため、ワイナリーにとってリスクが高く、収穫も気温が下がってから行う為、夜中から作業を開始する年もあり、手作業での収穫となり、生産効率が悪く、通常のワインと比べて非常に高価なワインです。

その分、とても甘みがあり、適度に酸味もあり、芳醇な香りを持つデザートワインとなるのです。

アイスワインは商標登録されていますので、カナダ、ドイツ、オーストリアの3国で生産されたワインしか商品名としては使うことが出来ません。偽者が日本国内に多く出回っているようですので、皆さんも気をつけましょう。






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