【由来】
ソフトバンクの孫正義氏は在日韓国人2世の次男として、佐賀県鳥栖市で生まれています。

小学生の時にすでに自分の将来像を描いていて、政治家、画家、先生、事業家の4つのうちのいずれかになると考えていたそうです。

中学での成績は中くらいだったそうだ。高校に進学し、1年生の夏休みにアメリカに語学研修に行くことになるが、そこでアメリカの自由な雰囲気に感銘を受け、高校を中退し、カリフォルニア大学バークレー校に留学してしまう。

その留学中に、音声装置付きの電子翻訳機を開発します。
まず、松下電器産業に売り込みに行くが、門前払いに近い扱いをされます。次にシャープに売り込みに行きます。当時のシャープの専務であった佐々木正氏はこの翻訳機を1億円で買い取る契約を結びます。

孫氏は、この資金をもとに「ユニソンワールド」という会社を立ち上げます。
当時日本で流行っていたインベーダゲームの中古機を仕入れ、大学のカフェや寮などに置きますが、これが大盛況で、カリフォルニアで最大のゲームセンターを経営するまでになります。

この後、大学を卒業すると母親との約束で「ユニソンワールド」を共同経営者に譲り、日本へ帰国する事になります。

日本へ帰国後、同名の「ユニソン・ワールド」を立ち上げます。
いろいろな事業を検討するが、最終的にはソフトウェアの卸事業を行うことを決めます。

そして、日本ソフトバンク(後にソフトバンクに変更)を設立します。
創業初日、アルバイトを前に、みかん箱の上に立ち「わが社は5年以内に100億円、10年で500億円、いずれ1兆円企業になる」と演説したそうです。

社名の由来は、ソフトウエアの流通事業として、あらゆるソフトウエアを取り揃える「ソフトウエアの銀行」という意味で「ソフトバンク」と命名しています。

「ソフトウエアの流通事業は、情報化社会のインフラストラクチャー(社会的な基盤)の役割を担うことになる」という考えから『バンク』という言葉を使っています。

このソフトバンクの成功により多額の資金を得た孫氏は、その後積極的にM&A(企業の合併・買収)やIT企業への投資を行って行きます。

アメリカのインターネット検索サイトを運営する「ヤフー」に出資し、インターネットの普及と共に急成長し、日本法人の「ヤフー」を設立して「Yahoo! JAPAN」のサービスの提供を日本で開始しました。

続いてADSLサービスの「Yahoo! BB」サービスを開始。「日本テレコム」の買収により固定電話市場に参入。ボーダフォン日本法人を買収し携帯電話事業へ参入と創業以来の「世界一のインフラ提供者になる」という孫氏のビジョンは変わっていません。

ちなみに、ヤフーの由来は創業者が開発したデーターベースの名称「Yet Another Hierarchical Officious Oracle」の頭文字をとりつけられています。


【沿革】
1981年9月
パソコン用のパッケージソフトの卸事業として「日本ソフトバンク」を設立

1990年7月
「ソフトバンク」に商号を変更

1996年1月
「ヤフー」を設立
インターネット情報検索サービス「Yahoo!」を開始

2001年9月
ブロードバンド総合サービス「Yahoo! BB」のサービス開始

2004年3月
ブロードバンド総合サービス「Yahoo! BB」の接続回線数が400万回線を突破

2004年7月
固定通信事業者「日本テレコム」を買収し、子会社化

2005年(平成17年)1月
ダイエーからホークス球団を買収

2006年(平成18年)4月
ボーダフォン日本法人を買収し携帯電話事業へ参入

2008年(平成18年)7月
iPhone 3G 発売開始

2012年(平成22年)9月21日
iPhone 5(アイフォーン ファイブ) 発売開始


【会社概要】
正式社名  ソフトバンク株式会社
カナ表記  ソフトバンク
英文社名  SOFTBANK CORP.
本社住所  〒105-7303 東京都港区東新橋1-9-1
電話番号  03-6889-2000
業種    輸送用機器
公式サイト http://www.softbank.co.jp/
株価    9984 ソフトバンクの株価






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